『サイカイ武田泰淳ー作品論と資料で読む―』

目次





◎武田泰淳の小説は、戦争や極限状況という特異な題材を描きながらも、読む者に人間とは何か、自分自身とはどういうものなのかを考えさせてくれます。 自分とは無関係であるはずの小説世界が、いつのまにか、実は形を変えて自分が抱え込んでいる問題につながっていることを思い知らされるのです。 武田泰淳の思索が、生きがたい現代の私たちに示唆するものは大きく、作品を深く読み込むことで見えてくる、私たち自身の世界があると思います。  <著者より> 

 

2009年 12月1日発売:「サイカイ 武田泰淳ー『ひかりごけ』 『審判』 『異形の者』 『蝮のすえ』 <俳句>を作品論と資料で読む」
 ◆武田泰淳の初期作品を、資料とともに読み進める
 ◆四六版・上製・208ページ・本体2000円+税=2100円)



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