詩集『魔法のないファンタジー』内容紹介
藤野光樹(ふじのみつき)の第一詩集。
『詩とメルヘン』、『詩とファンタジー』に掲載された作品を中心に編集している。
<現実もまたファンタジー>何気ない日常にも豊かな夢や物語がある・・・という詩の数々。
初出時に、やなせたかし氏、杉浦範茂氏、高橋幸子氏、染野千鶴氏、
佐野近子氏、田口智子氏という、現在第一線で御活躍の画家の方々が
詩に合わせて描いた挿画を見開きで再録。
【著者からのメッセージ】
1955年生まれ。
40歳を過ぎて、やなせたかし氏主宰の『詩とメルヘン』の作風に感銘を受け、
日常を題材にして詩を書き始めました。
先行きの見えない不安な日々を暮らしていましたが、詩に書くことで、他の多くの方とつながり、
コメントをいただけたことで、「かけがえのない平凡」をいとおしく思えるようになりました。ささやかな
個人的な詩であることは重々承知ですが、雑誌掲載で形にしてくださったやなせ先生はじめ、挿絵を描いてくださった先生方への感謝もこめて
「本」という新たな形で残すことにしました。
万一、気まぐれにお手にしてくださる方がいて、私の感じた「詩の女神」の微笑みを分かち合うことができれば、これ以上の喜びはありません。
希窓社当てに、ご感想などいただければ幸いです。
藤野光樹